Mac mini Bluetoothを外付けUSBアダプターに替えてみた

ネットで多くの人が言われている通りMac mini 2018のBluetoothの電波が弱いらしい。マウスの接続が頻繁に切れてしまうので、試しに外付けUSBアダプタに替えてみた。

USBポートにアダプタを挿しただけでは、内蔵のBluetoothが優先されているためアダプタ側には接続されない。
Bluetooth Explorerという開発者向けのツールで優先順位を変えると良いらしいので、アップルのデベロッパーサイトからダウンロードする。
Bluetooth Explorer

デベロッッパー登録をしていない人はダウンロードできないが、そういう時は内蔵Bluetoothのケーブルを抜いてしまうという荒技もあるようだ。
https://lan.puraimureto.com/プリンストンテクノロジー-プリンストン-bluetooth-usbアダ/

Bluetooth Explorerを起動し、ToolメニューからHCI Controller Selectorを選択する。
HCI Controller Selectorを選択する

アクティブにしたいアダプタを選択してActiveボタンをクリックする。
アダプタを選択

その時、内蔵Bluetoothに接続されているキーボードやマウスは接続が解除されるので、あらかじめ有線のマウスを接続しておかないと操作不能になってしまうので注意が必要だ。
USBアダプタがアクティブになったら(アダプタにLEDがある場合は、点灯・点滅しているので確認できる)、あとは有線のマウスを使って接続したい機器をペアリングしていけばOK。

今回、Macでも使えるという「プリンストン Bluetooth USB アダプター Ver4.0+EDR/LE(省電力) PTM-UBT7X」を新しく購入した。
アマゾンのレビューを見ると、メニューバーのBluetoothのアイコンをシフト+optionを押しながらクリックして何やらやる方法が書いてあったので、もしかしたらBluetooth Explorerは不要なのかもしれない。

USBアダプタに替えてみて、今のところ接続が切れる事がなくなった。
USB3.0のデバイスを接続しても大丈夫。
USB3.0ポートが1つ埋まってしまうがType-Cポートが4つもあり、ダイソーでUSB<->Type-C変換コネクタを買ったのでそれも大丈夫。

以前購入してあったGREEN HOUSEのGH-BHDA42や、サンワサプライのMM-BTUD40でも使えるか試したところ問題なく使用できた。
システムレポートで確認してみた。
システムレポートMM-BTUD40だけ表示が違いバージョンがやや古かった。
MM-BTUD40
今回買ったPTM-UBT7XはGH-BHDA42と全く同じように表示されている。
PTM-UBT7X
GH-BHDA42

メーカーのページを見ると、
GH-BHDA42は2012年9月発売
https://www.green-house.co.jp/products/gh-bhda42/
PTM-UBT7Xは2019年8月発売
https://www.princeton.co.jp/product/ptmubt7x.html

PTM-UBT7Xは、Mac対応、消費電力60%OFF、最大通信距離25m(Ver3.0機器との接続は10m)、最新プロファイル対応などと書いてある。
一方、7年前に発売されたGH-BHDA42は、Mac非対応(ドライバがダウンロードできない)、最大約60%の低消費電力、最大通信距離10m、プロファイルもPTM-UBT7Xとあまり変わらない。
他にもいろいろ比べてみると2つはほぼ一緒だという事がわかった。
Bluetoothアダプタは7年前には既に完成していて、それ以降は進化なしのように見える。
結局GH-BHDA42でも使えるので、今回新しく買う必要はなかったようだ。